2022

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

12月のうちから水道管が凍るのは記憶になく、色んな意味で早く冬が終わればいいなと新年早々ため息をつきそうですが、来てくださる方の穏やかな時間が守られることを願いながら今年も粛々と変わらずやっていきたいと思います。

我が家は元々北海道の出身で(群馬生まれ・育ちは私だけ)、小さい頃のお盆やお正月は親族のいる北海道で過ごしていました。北海道寄りの食文化で育ったし、家族全員いつか北海道に戻るのだと思っていたせいか、最終的な故郷は北海道と思っているところが少しあります。

お世話になっているお店の方々が偶然北海道へ移転したこともあり、いつか北海道に住むのもいいなぁと思う反面、あの雪の中で生活するという想像も全然できないのですが、そもそも群馬に戻ってくるのもまったく考えていなかった選択肢でした。

桐生でお店を始める前年の冬、当時の職場に鎌倉から片道2時間近くかけて通うのがしんどくなり、そろそろまた東京に引っ越そうかなと友人と不動産屋に行ったりしていました。

その友人とお正月休みに富岡の貫前神社に行ったときにおみくじを引いたら、吉なのに引っ越しだけが絶対ダメ。翌日違う神社で試しにおみくじを引いたら、また同じく引っ越しだけがダメ。

「引っ越さないほうがいいのかな」と話しながら鎌倉に戻り、そのまま鶴岡八幡宮へお参りして、偶然だろうと思いながらおみくじを引いてみたら、やっぱり引っ越しだけがダメと出て「ほんとにやめといたほうがいいよ」と友人と納得して引っ越しをやめたことがありました。

もしまた東京に引っ越していたら、翌年ここでお店をやることもなかったと思うので、占いやおみくじは気にしない方だけど、あなたこっちよ、というお告げだったような気もする2014年お正月の不思議な出来事。

物件との出会いもまた後日。