ご飯に合わない。

お店で作るカフェオレやミルクティは全て低温殺菌牛乳を使用しています。カフェオレは味の濃い牛乳で作っても美味しいですが、ミルクティは低温殺菌牛乳で作るのが圧倒的に美味しいです。

今は低温殺菌牛乳も手に入りやすくなりましたが昔はあまり見かけなく、東京に住んでいた頃は小さな自然食品店で購入していました。そこで取り扱っていた牛乳の中でお気に入りだったのが『野っぱらの仲間』という、低温殺菌牛乳よりさらに繊細なノンホモ牛乳。もともと牛乳は苦手だったのですが、その牛乳に出会ってからごくごくと飲めるようになりました。

東京から鎌倉に引っ越すとき、次はどこで買えばよいのだろうとメーカーさんに問い合わせたら、当時鎌倉で扱っているお店がなく、配送しましょうか?と言っていただいたのですが、ノンホモ牛乳は日持ちしないので泣く泣く諦めた思い出。

そもそも牛乳が苦手だったのは給食に出ていたからで、パンならまだしも、ご飯に牛乳は合わない!!と思いながら本当にイヤイヤ飲んでいました。(給食は絶対に残してはいけない時代)

やっと給食も終わる義務教育最後の中3の時、担任が割と自由な先生で、かつサッカー部所属の幼馴染がクラスメイトになり、「牛乳を全っ然飲みたくない」私と、「牛乳1つじゃ足りない」育ち盛りの幼馴染とで利害が一致し、1年間毎日牛乳を飲んでもらう契約を交わして、1回も牛乳を飲むことなく逃げ切りました。今考えると見逃してくれていた先生も優しかったなと思うし、たとえミルメークが付こうとも、いらないのだよ私は、という強い意志を一年間貫いた自分も褒めたい。

今は牛乳の代わりに豆乳などの選択肢も当たり前のようにありますが、牛乳が苦手な人はノンホモ牛乳(低温殺菌牛乳でも)という選択肢も実体験としておすすめします。

美味しいからといって、ご飯に合わせることはないけれど。